業務日報・社長との交換月記

自立、一般就労に繋げるために日々の気付きや行動がとても大切になってきます。毎日の業務日報は作業内容よりもその日に何を考えながら取組んだのか、何を目標に頑張ったのかを客観的に捉え、自分を見つめる、見つめなおす事を大切にしています。メンバーのコメントはスタッフ間で毎日共有され、担当のスタッフが思いを込めて返信メッセージを記入しています。また、家での気付きは「社長との交換月記（ノート）」に会社で気づかないことや個人的な悩み事などを書き込み相談されるかたもいます。このノートは社長に直行するノートになっており、社長メッセージが書かれ返却されます。

支援日及び時間

終礼前（15：30）に日報を書く時間をつくっています。昼休憩に書かれる方もいますが、終礼後にスタッフと話しながら日報をブラッシュUPされる方もいます。

内容

業務日報はA5サイズに毎日記載していただいています。日付、作業時間、休憩、作業内容（午前・午後）を記入します。
そして、上部（水色）に前日のスタッフのコメントに返事を書きます（5行程度）。その後（黒色）、今日の気づきを書きます。この気づきは5行書くことをお願いしています。最後に気づきやスタッフへの返答にスタッフがコメントを書き込みます。

この日報は年度末の振返りや次年度目標を考える時に使用していますが、落ち込んだときなどに自分の歩んできや道やスタッフのコメントを振り返り自分の気持ちを見つめ直すことにも使われています。個人情報が満載の内容ですがほとんどのメンバーがメンバー間で情報を共有し、自立に向けて頑張り、お互いに応援しあっています。（※日報の共有は本人の承諾がない場合やスタッフがNGをだしたものは共有されません）

 

効果

業務日報

最初の頃や会社に慣れてきた時期に5行書くことが難しい方もいますが、毎日書き続けることで意識が変わり、5行+スタッフへの返答5行をスラスラ書けるようになります。毎日10行書くために、先のことを考えて行動するようになり、スタッフの会話や他の取り組みの相乗効果が合わさり自立に向けた1歩1歩確実に進んで行けるようになります。

社長との交換月報（ノート）

このノートは社長に直接渡される直談判ノートです。たまに本人に確認の上でスタッフに共有される情報もありますが、基本社長とのコミュニケーション、シークレットノートです。メンバーが気になっていることや家族のこと、将来のことなど書かれているみたいですが詳細は不明です。このノートによってメンバーのスイッチが見つかり一般就労や問題解決に繋がったケースも多々あるみたいです。

感想

【スタッフ1】
少しづつですが、メンバーの成長を感じれる事が喜びになっています。

【メンバーM】
毎日5行書くのめんどうだけど、書けるようになりました。

【メンバーM】
スタッフさんのコメントが優しくて癒やされています。たまに厳しいコメントが書かれると落ち込む時があるけど、自立に向けて必要なことを言われているので時間はかかるけどちゃんと受け止めて前に進めていると思います。

【メンバーO】
僕はしゃべることが苦手なので、書いて伝えれる事がありがたいです。たまに振り返ってみると自分でも成長しているとわかります。