こころでは障害特性にあわせた自立支援に取り組んでいます。作業内容や作業状況、施設状況によってすべての方への配慮は難しいですが一般就労を想定してメンバーの不安をなるべく少なくするために、スタッフやメンバーの意見やアイデアを活かし、みんなが自立に向けて、きときと(いきいき)と輝ける職場環境を創造しています。ここではメンバーの障害や作業に合わせた「自立支援(こころの取組)」を紹介しています。

こころ」では「こころ」を利用する方・利用したい方(障害者)をメンバーと呼んでいます

企業理念:働きたい(思い)を仕事(かたち)にする

メンバーを一般就労に繋げることを目標としています。ただ繋げるだけで終わりでなく、就労先で継続して働ける心や体力を身につける支援をおこなっています。企業理念を達成するために「メンバーの自立」を目指し、作業の中に様々な仕掛けを作り、「やりがい」「働きがい」を生み出し、「生きがい」に繋いでいます。

入社時の約束(入社までの流れ)

「こころ」は企業理念の基、スタッフが一丸となって自立支援をおこないます。ただ、「こころ」に通えば一般就労できる、自立できるわけではありません。ご家族様や相談員、ドクター、関係団体などと連携しながら支援に紡いでいますので、ご本人だけでなく周りの方々の協力の確認をおこなっています。

①意思

一番大事なご本人の意思の確認です。ご本人に「一般就労したい」「自立したい」思いがないとスタートできません。雇用契約を結ぶまでに数回の面談を重ね、本人の思いを形にしながら個別支援計画書を作成します。目標を分かりやすくすることで本人のやる気に繋げていきます。

 

 


②協力(ワンチーム)

「こころ」の基本就労時間は10:00~15:30(昼休憩12:00~13:00)の4.5時間です。「こころ」にいる間はスタッフと一緒に自立支援をおこないますが、ざっくり残りの19.5時間は自宅での支援になります。自立支援は「こころ」にいる間だけでなく、それ以外の時間の使い方やかかわり方で大きく変わってきます。メンバーさんに関わる方々と個別支援計画を共有しメンバーさんの自立支援をワンチームでおこなっていきます。

※雇用契約時にメンバーさん、メンバーさんに関わる方々の自立支援への協力確認をいただいています。

③雇用契約の約束

メンバーの思いを形にできたら、雇用条件をお伝えします。基本は労働基準法に準じていますが、自立するために大切な3点の約束事をメンバーに守っていただきます。

1⃣毎日来る

毎日決まった時間に出社し生活リズムを整えます。

2⃣4.5時間働く

まずは4時間30分働く体力、精神力を養います。

3⃣元気に挨拶をする

挨拶は魔法の言葉です。自分の心を開いて相手に迫る意味があり、元気に挨拶することで元気になります。
社長講和「挨拶(あいさつ)」

④雇用契約

入社後~3か月

自立支援作業

仕事は親会社(ワイズ イノベーション株式会社)の作業をおこないます。就労場所はこころ本社事務所とワイズ イノベーション大沢野作業所になります。その他に他社の清掃作業や農作業などに行くこともあります。チェレンジ精神を養う、メンバーの特性を生かせる職種を体感するために様々な職種の作業をおこないます。

本社作業

本社事務所内の作業場で簡易作業をおこなっています。コミュニケーション力を高めるために作業中も会話をしながら作業に取り組んでいます。

大沢野作業所(ワイズ イノベーション株式会社)

商品の加工、製造、組み立て、梱包、配送準備をおこなっています。メンバー各自のペースで作業に取り組んでいます。

清掃作業

清掃の契約をしている企業様の清掃をおこなっています。

建築作業

ワイズ イノベーション建築事業部の作業補助として現場で作業します。また、大沢野作業所で型枠の掃除などの作業もあります。

除雪作業

地域の方々からの依頼や会社の周辺の除雪作業に取り組みます。

 

 

 

 

社会貢献活動

定期的に作業所の周辺の清掃活動をおこなっています。

在宅作業

感染症の拡大や災害時にも継続して作業できるように在宅で作業できる環境を整えています。怪我や病気などで出勤が難しくなっても在宅で自立支援に取り組めるように年間通じて(会社カレンダーにて規定)の在宅作業を実施しています。

その他

ワイズ イノベーション株式会社(親会社)の障害者支援プロジェクトに支援していただいている企業様の作業にも取り組んでいます。

自立への意識を高める

作業を通じての自立支援だけなく、「自立」を自ら考えて取り組めるように社長講和や外部講師からの学びや、作業日報・交換ノート、面談などやコミュニケーションを取りながらメンバーの支援に繋げています。

作業日報

毎日、作業完了後日報を書いていただきます。内容は日付、作業内容を記入後、作業中の気づきや頑張った事、スタッフからの助言、質問について書いていただいています。メンバーのコメントには毎日スタッフが確認しコメントを返しています。

交換ノート

このノートは社長に直接思いを伝えれるものです。最初は社長とメンバーだけの秘密ノートでしたが、メンバーの許可を取ってスタッフと共有する場合もあります。社長講和のメモや日常の気づき、未来の自分を想像するノートにもなっています。交換ノートだけあって社長に直接質問した場合、社長から沢山のメッセージが返ってくるときもあるみたいです。

メモ

作業中、メンバーはメモ・交換ノートを作業台、作業エプロンのポケットに用意しています。作業中に気づいたことやスタッフの助言を書き込み、日報や交換ノートに活かしています。

社長講和

メンバーが全員集まり長期休暇や連休の前後に半日ほど自立に向けた勉強会をしています。自立・一般就労に必要な習慣(挨拶・身だしなみ・勤務時間・整理整頓・仕事への責任感など)を分かりやすく伝え、スタッフの学びの場にもなっています。社長講和の内容はこころブログでも配信しています。

外部講師

地域の人や障害者支援プロジェクトを支援していただいている企業の方のお話をいただくことがあります。メンバーの作業を見学したりメンバーと直接話する場になっており、一般就労に繋げる学びの場になっています。

面談

個別支援計画時の面談とは違い、メンバーの体調が悪い時や悩んでいるタイミングで個別に話を伺っています。その時の状況によって指導員、サービス管理責任者がおこないますが社長が同席する場合もあります。また、状況によっては相談員、ご家族様に同席していただくこともあります。

家庭訪問

メンバーの自立支援の進捗状況を踏まえ家庭訪問をおこなっています。家庭訪問はご家族様とメンバーの将来を見据えて次のステップに進む時期におこないますが、会社に来ていただき行う場合もあります。また、メンバーの日常生活(家庭生活)を確認する機会にもなっていることから、メンバーは整理整頓を心がけるきっかけにもなっています。