謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も宜しくお願いいたします。

昨年度のテーマは「考える力」でした。年末にメンバーと共に一年間、どのように考え計画し行動に移したかを振返りました。振返ると1年は長いようで短く感じる方もいれば、長く感じる方もいらっしゃいます。「振返り」をノートに書き出すことで見えなかった物も良く見てきます。ノートに書き出すことで頭の整理ができスッキリしてきます。いろいろな思いを書き出すことで個々の成長が見えてきます。振り返った内容を大事にしながら自立に向けて本年度も支援の輪を広げていきます。

自発的とは

「自発的」は自分の意志、判断に基づいて行動することです。
自発的に行動ことは暴走することでもなく、誰かに命令することではありません。自ら考え、計画し、行動し、振返り、確認し、再計画を立て、行動することです。
それぞれの目標、夢に向かって、それらを達成するために前向きに取り組んでいきましょう。

 

 

前向きに取り組むために

大事なことは、「認める」「受け入れる」ことです。まずは家族やスタッフの話を否定せず同意し、積極的に認めるように努力して下さい。相手の話や行動を受け止める、受け入れるようになると前向きに行動できるようになります。
そして、ネガティブな言葉を使わないようにしましょう。ネガティブな発言はネガティブな行動に繋がります。ポジティブな言葉を使うとポジティブな行動に変わります。
できない、やりたくない、めんどくさい、と考えてしまう人は自分の目標、夢を再確認しましょう。目標は具体的に、夢はとてつもない大きくワクワク・ドキドキする夢を描きましょう。ワクワク・ドキドキは行動・継続するための原動力です。

 

 

ポジティブを上書きする

脳は新しい情報を上書きしていきます。一番新しい情報を脳は選択し行動に移していきます。
つまり、ネガティブな考え方が続いても、最後にポジティブな事を考えれば良いということです。
実際にどのようにすればよいか実験してみましょう。
皆さんは左の画像の動物は知っていますか?そう、しろくまです。北極熊ともいいますがしろくまです。頭の中にしろくまを想像してください。真っ白なしろくまを想像してください。
しろくまを想像できましたね。では次に私が言うことを想像してください。

『皆さん、頭の中で「しろくま」を想像しないでください』
いかがでしょうか?「しろくま」を想像しないでと言われても「しろくま」を描いてしまいませんか?
「しろくま」と聞いて脳が「しろくま」に勝手に反応してしまいます。
それでは『皆さん、頭の中に「パンダ」を想像して下さい』
皆さんの頭の中は「しろくま」から「パンダ」に映像が切り替わったと思います。
この切り替わりが「上書き」です。「しろくま」をネガティブで「パンダ」がポジティブと捉えると、パンダを毎回上書きすれば良いってことですね。

少し考え方を変えるだけで前向きになれる方法はたくさんあります。「しろくま」と「ぱんだ」の話も一例ですが、固定概念や思い込みにとらわれがちですが、視点を変えたり、距離をとるだけでも今まで見えなかったことが見えてくるかも知れません。

コミュニケーション

目標の実現や夢を叶えるために家族やスタッフとたくさん会話し、自分の考えや思いを整理しながら、計画を立て、行動に移していきましょう。話にくい場合は、日報やノートに書いてもOKです。また、スタッフのコメントにも耳を傾けてください。自立に向けてみんなで真剣に取り組む1年にしていきましょう。