新年あけましておめでとうございます。
昨年から今年の目標を考えていただいていましたが、目標を達成するために、2022年はみんなに「考える力」を身に付けていただきます。
何かを考えている、思っている人は沢山いますが、何かを達成するため、何を「考えて」取り組むのかが「分からない」「できない」など苦手な方もいますので、スタッフと相談しながら自立に向けて「考える力」を付けていきましょう。
「考える力」とは
課題を見つけ、課題解決のためのプロセス(過程・工程・方法)を選択し、新しい価値を生み出す能力のこと。
みんなが「こころ」に来ている意味は「自立」するためです。自立を目指す途中や先に「一般就労」があります。今、考える力とはと伝えましたが、なんのこっちゃ!と思われたと思います。課題ってなに?プロセス?新しい価値?難しい言葉だよね。これから取り組んでいく中で、徐々に説明していくけど、あくまで出来た人、出来る人の言葉なので今は気にしないでください。今日は「考える力」を身につけるための「コツ」を伝えますので、今から伝える事を覚えてください。
「考える力」と「書く力」
いつも、「こころ」で作業する時は、みんなの作業エプロンに「メモ帳」が入っていますよね。もしくは机の上にノートかメモ用紙を準備していますよね。
それでは質問です。どうしてメモ帳、ノート、メモ用紙を準備しているのですか?
・忘れないため
・覚えるため
・自立するため
・スタッフに言われたことをメモるため
・いつも言われているから
ありがとうございます。「いつも言われているから」素直で良い回答です。その他にたくさんの回答を発表していただきましたが、実は「書く力」=「考える力」でもあります。つまり「書く」ことで考える力が身につきます。仕事中はメモとして書けないかもしれませんが、できれば、なぜこれを言われたのだろう、今の話でヒラメイタ!なるほどこうすればいいんだ!など自分の考えや感情をメモって欲しいですね。
「こころ」での「メモ」の役割がもう一つあります。それは何でしょうか?
・日報を書くため
はい。正解です。「こころ」のメモは日報を書くために始めた事ですよね。日報には、自分の考えや感情も交えて書いてください。自分の考え方や感情を書き加えることによって客観的(第三者の立場に立つ、自分以外の立場で)に見る、振り返ることができます。振り返ることで仕事や生活での問題や、ひょっとしたら解決方法が明確になるかも知れません。はたまた、新しいアイデアが生まれるかも知れません。自立するためのヒントがあるかも知れません。また、みんなの思いや考え方を「書く」ことによって、みんなの「意思」をスタッフが受け止めることができます。
頭に浮かんだことを「メモ」、思った事を「メモ」、感じたことを「メモ」、自分の考えを「メモ」しましょう。「メモ」するだけで「考える力」は付いてきます。日報のコメントを沢山書き続けることで「考える力」が高まっていきます。まずは5行書き続けてください。もっと書ける人は書いてください。
スタッフは書いてくれたコメントに愛情たっぷりにコメントを返すのでちゃんと読んでください。
それでは、正月休みの間に考えてきた2022年の抱負を書いてください。スタッフは一人ひとりのフォローをお願いします。